スタグフレーションで中小企業に何ができるのか

2021年10月、日本はついにスタグフレーションに入りましたね。
もしかすると、もっと早く入っていたのかもしれません。
自営業者はこれから何ができるのか。

スタグフレーションって何?

日本は失った30年と言われている。
ただ失ったのは何だろうか?
部品・素材・設計・装置などは未だに世界トップクラスを保っており、各企業では日夜技術イノベーションを興し、衰える気配などない。
経済ジャーナリストなどは口を揃えて、給料が他国に比べて上がっていないことを理由に「失った30年」としゃべっている。

では何がスタグフレーションだろうか。
不景気で、物価が上がる。(中学で習ったかな・・・。)
言葉自体はわかることだが、世の中では何が起きているのだろうか?


まず言葉だけでも理解しようとすると、「不景気」の下では給料は上がりにくい。
しかも物価が上がるということは、相対的にお金の価値が下がるということになる。
ただし、物価変動に鈍感な不動産は別モノと考えた方が良いのかも。

今はどんな状況?

給料が上がらないということは、消費者の購買欲が阻害される。
つまり、消費者価格の抑制がかかるということだ。
販売者は消費者価格を抑えることができず、卸やメーカーに値下げを要請する。
卸やメーカーも仕入れ原料が高騰しているので、ある程度までは耐えるが、耐えられなくなった時にどうなるか?ということだ。

つまり今この状態だ。
卸やメーカーが耐えられなくなった時が、スタグフレーションが目に見えてわかるようになる。
今月か来月か?
遠くない未来に日本が大騒ぎになるはずだ。

また、最近の円安も同時にスタグフレーションを煽っている。
もちろん輸出企業の中にボロ儲けするところもあると思われるが、私を含めた日本国内で生きている人々は関係ない。
輸入原料が高騰しているにも関わらず、円安による高騰も重なる。
このままドル円相場が115円を超えて円安になるようであれば、加速度的に進んでいく可能性がある。

内装業者(職人)はどうなる?

最近の生業としている内装業にあてはめると、以下のような考え方ができる。

  • 元請けが物価上昇を甘受するか→ほぼしない
  • 中間業者が物価上昇を甘受するか→ほぼしない
  • 施主側が物価上昇を甘受するか→ほぼしない

こうなると必然的に起こるのが、下請けが物価上昇を被るしかない。
下請け代金に転嫁できるように絶えず具申する必要があるが、まぁ力関係があるので、すべては転嫁できない状況になると思われる。
この先苦しい立場がどんどん進み、どうにもできなくなってしまう前に何か対策を打たなければ!

今後どうする?

幸い、うちの会社は従業員がいないので養う必要が無く、自由に身を振れる。
内装業は徐々にフェードアウトできているので、この先に何をすべきか?何をしたら良いのか?をしっかり判断しなければならない。

次回!自営中年がスタグフレーション中にやろうと思っていることを大公開したい思います。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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