不動産の公売に立ち会ってみた

まずはこの度、立会させて頂いた国税局職員の方々、ありがとうございました。

皆さんは公売の開札に立ち会ったことありますか?

立ち合いができるの?

国税局や都道府県の財政課などが、行う公売というものがある。
所得税や贈与税、相続税などといった各種国税が滞納した場合によって発生し差し押さえた物件や、地方自治体の公舎や公舎跡地などを入札によって販売をする。
裁判所が行う不動産の競売と異なり、件数が少なく、物件の資料も格段に少ない。
2度落札したことがあるが、開札会場に行ったこともなく、また行ってきたという話も聞かない。
ネットで調べてみたが、開札会場のレポートはほぼ無い。

とりあえず事前に電話で聞いてみようかと思ったのだが、この手の事はわからないまま突っ込んだ方が面白いのではないか?ということで、突然行ってみることにした。
ただ、何も目的無く行っても面白くないので、何か入札をしてから行った方が楽しみがあるように、1件ほど入札を済ませて、開札日時を待った。

厳重な警戒

まず国税局なんて入ったことない。
競売の裁判所はサラリーマン時代に東京高裁に傍聴に行った経験から、少し入り易く、競売の開札会場は、緊張感はあるものの、傍聴よりも緩い感じで入れる。
同様に思って観光ムードで行ったのだが、様子は一変した。

行ったのは地方の合同庁舎にある国税局だが、まず1階で足止め。
建物内に入れない・・・。
1階の入り口を入ると、受付があるのだが、明らかに「入ってくんな」オーラが出ていた。
その奥にある入場ゲートの横にいる警備員が立っており、初めて行った者を拒むw

1階でどうにかするのを諦め、国税局に電話をしてみた。
担当者に電話を繋がれ、カクカクシカジカ伝えると以下の3点を確認された。

  • 氏名(入札者名義)
  • 今回の物件の応札者か?
  • 自分が入札した物件の開札のみ入れるが、それで良いか?

要するに今回の応札者でないと開札会場に入れないこと。
個人情報保護の観点から自分が入札した物件しか見学できない。とのこと。
基本的に開札に「個人情報」というものを公開する訳がないのに・・・。
「個人情報?」と思いつつも3点を快諾し、中にもらえそうだ。
「では1階でお待ちください」とのことで電話を切った。

なんかすんません(急に恐縮)

ん?
1階で待つ?
って事は担当者が迎えに来るってことだ。
裁判所ではありえないことだが、少し緊張・・・。
5分もすると担当者の方が降りてきてくださった。
「なんかすんません」だ。
真剣に入札したものの、国税局まで開札を見にきたのは、半分は興味だし。

一緒に階段で3階のまで上がり、小さな会議室に案内された。
階段の途中で「お手間をかけて、なんかすんません」と言ってた自分が少し憎たらしい。
担当の方は準備で執務室に行かれた。
2分くらい待っただろうか。
担当の方がもう一人連れて会議室に入ってきた。

なんかすんません2

まずは名刺交換をされた。
名刺交換!!????
名刺なんて持ってきてない・・・。
入札は真剣に行ったのだが、見に来たのは興味半分の観光ムードなんだから・・・。
2対1で明らかに分が悪いw
ただ競売と違って会議室の机に膝を突き合わせるので、開札作業もよく見える。
札数は4件。私は予定価格に少し足して入札したので、4件あれば適わない。
4件中3位で次順位にも該当せず。

またもや「なんかすんません」と言って、スゴスゴと会議室を後にし。
「自信満々の高額入札の時しか来ちゃいけない場所だな・・・。」と言いながら敗者は去りました。

帰るときには1階の警備員も受付の方も優しい笑顔で見送ってくれました。
国税局の方々、本当にありがとうございました。

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